2022年2月15日「生産性新聞」 第6回目の連載記事
2022年2月16日 お知らせ
2月15日の「生産性新聞」にて、「産業・組織心理学から紐解くテレワーク時代のマネジメント」の第6回目の連載記事が掲載されました。
今回は、『自律性を脅かす「監視」の危険性』です。
今回の第6回から、テレワークにおけるマネジメントの問題に切り込んでいきます。
第1回の連載においても、、テレワークでは「管理者のマネジメント」が課題であることを指摘しました。
第1回目の連載は下記をご参照下さい。
従来のオフィスワークでは、管理者とスタッフが職場という同じ空間で仕事をしていたため、必要に応じてコミュニケーションを取ることができました。
それに対して、テレワークでは、互いに物理的距離があるため、管理者はスタッフに必要な働きかけを行うことが難しくなり、コミュニケーションを取ることも手間がかかります。ましてや、スタッフの仕事の様子も直接分かりません。
そうしたことから、テレワークでは、管理者がスタッフの仕事の様子を把握するため、テレワーク向けのシステムなども導入されていますが、これは細心の注意を払わないと、「管理」どころか「監視」となり、そこで働くスタッフの自律性や大きな精神的負担を強いることにもなりかねません。
ではどのようなマネジメントが必要か、について次回の第7回で論じていきます。