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日経新聞「やさしい経済学」に拙稿の連載が掲載されます

日経新聞の朝刊に「やさしい経済学」というコーナーがありますが、
5月14日(火)朝刊から『働き方の変化とモチベーション』というテーマで8回の連載で、拙稿の記事が掲載されることになりました。


『働き方の変化とモチベーション』というテーマについて、働き方改革として、テレワークや高齢者就労、業務時間の管理・厳格化などの問題を取り上げつつ、昨今の企業が直面している(直面しようとしている)問題としてAIやチーム制の導入などの問題をモチベーションの視点から一般向けに述べてます。


よろしければご笑覧頂けますと幸いです。

【講演会のご案内】心理学はいかに職場に貢献できるか

令和元年6月30日(日)に、放送大学主催による公開講演会を開催いたします。


心理学はいかに職場に貢献できるか
~臨床心理学と産業・組織心理学のクロスロード~

今回の講演会は、職場の問題について、放送大学教授である大山泰宏先生から臨床心理学の視点から、そして池田が産業・組織心理学の視点からそれぞれ1時間ほど話題提供し,その後フロアを交えてディスカッションを行うものです。

国家資格として「公認心理師」が創設されて、学部のカリキュラムのなかにも「産業・組織心理学」が位置づけられていますが、従来の産業・組織心理学で扱う内容に加えて、新たに組織で働く労働者のメンタルヘルスやその対策・支援に関わる内容が含まれるようになってきています。

学問としての「産業・組織心理学」では、組織の業績や生産性の向上を目指して、それに関わるテーマ(リーダーシップやモチベーションなど)を主に扱ってきましたが、昨今、健康経営やウェルビーイング経営などが注目されるように、心身の健康や充実、仕事のやりがいもまた組織の生産性に取って重要な意味を持つことが指摘されるようになっています。

こうした問題に対して、臨床心理学と産業・組織心理学がどのようにアプローチして貢献できるかを考え、そして両分野のクロスロード(接点)を探ることができればと思っています。

ご興味がある方は、ぜひご参加下さい。

産業・組織心理学会の機関誌編集委員長を拝命しました

2019年4月より産業・組織心理学会が発行する「産業・組織心理学研究」の編集委員長を拝命しました。
産業・組織心理学会は今年で設立35周年を迎え、機関誌も既に32巻を刊行しています。既に多くの論文が発表されてきましたが、論文の審査期間をさらに短縮し、投稿しやすい機関誌にすべく今年度から審査体制を刷新いたしました。
ぜひ多くの会員の皆様にご研究の成果を論文としてまとめて頂き、本機関誌にご投稿頂き増すようお願いいたします。論文をご投稿される際には、「産業・組織心理学研究」の投稿規定を確認の上、電子ファイルを下記にお送り下さい。


『産業・組織心理学研究』編集委員会事務局
〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学大学院 人間環境学研究院 池田研究室内
池田 浩 宛
E-mail: jaioped@hes.kyushu-u.ac.jp

また、「産業・組織心理学研究」がウェブ上でもご覧頂けるよう、現在、J-stageへの登録を進めているところです。こちらも是非ご活用下さい。

「産業・組織心理学研究」に第2著者の論文が掲載されました

産業・組織心理学会が発行する「産業・組織心理学研究」に下記の論文の掲載が決定しました。 

有吉美恵・池田 浩・縄田健悟・山口裕幸  (2018).  ワークモチベーションにおける社会的貢献感の役割:コールセンター受電業務オペレーターを対象とした調査研究産業・組織心理学研究, 32, 3-14.

本研究は、2015年から4年ほど関わらせて頂いている某コールセンター企業での研究の一部です。コールセンター業務は、様々な業種に広がっていますが、時にお客様から厳しい声があるために、ストレスを抱えやすく、離職率も高いと言われています。


九州大学の我々の研究室では、特にお客様からのトラブルやクレームを対応することが求められているコールセンターに勤務するオペレーターを対象に、彼ら/彼女らがどのように仕事へのモチベーションを維持したり、高めているかの心理的メカニズムを明らかにしています。

本論文では、特にお客様や同僚などに自分の仕事や対応が役立っていると感じることを「社会的貢献感」と名付け、これがモチベーションを促進する効果を実証したものです。


なお、この知見をベースに、オペレーターのモチベーションを高める現場介入も行っていますが、これについては後続する論文にまとめられる予定です。

「社会心理学研究」に第3著者の論文が掲載されました

日本社会心理学会が発行する「社会心理学研究」に下記の論文の掲載が決定しました。 

秋保亮太・縄田健悟・池田 浩・ 山口裕幸 (2018). チームの振り返りで促進される暗黙の協調:協調課題による実験的検討 社会心理学研究, 34, 67-77.

本研究は、チームのメンバー同士が、会話を行わなくても協調できる「暗黙の協調」の現象を実験的に検証したものです。ラビリンスゲームという2人のメンバーが協調することが求められる迷路課題を使って、セッション事にチームで振り返りを行う条件とそうでない条件で比較しました。


すると、初期のセッションでは、振り返りあり/なしの条件で暗黙の協調度に違いがありませんでしたが、セッションの終盤になると、チームで振り返っている条件ほど、暗黙の協調が行われていることを明らかにしました。