読書会・研究会
チーム研究会
TTC読書会で取り上げている「Theories of Team Cognition: Cross-Disciplinary Perspectives」では、心理学だけではなく工学など学際的なアプローチから議論されています。
そこで、読書会を契機に、東京大学工学系研究科の野々瀬晃平先生をお招きしてチーム研究会を開催しました。
野々瀬先生は、「チーム状況認識」(team situation awareness ) について実験的な研究だけでなく、航空の現場でもご研究されています。特に、「チーム状況認識」は、チームの協調のメカニズムを理解する重要な概念です。
- 日 時
- 2014年3月1日(土)15:00-17:00
- 場 所
- 福岡大学 文系センター棟9階 学部共同研究室B
- 講演者
- 野々瀬晃平 先生(東京大学工学系研究科 助教)
- 演 題
- チームメンバー視点のチーム認知の評価手法に関する研究
- 概 要
- チーム認知は優れたチーム協調を行う上で重要と考えられている。
その評価手法ではチームの観察者視点のチーム認知の定義(チームメンバーの認知の和や重なり)が多く用いられている。
しかし、チームメンバー自身が持つチーム認知、すなわち他のチームメンバーが何を考えているのか、自身が他のチームメンバーからどう思われているのか、といった信念もチーム協調を評価する上で重要と思われる。研究会では、こうしたチームメンバー視点のチーム認知の評価手法を紹介する。