北九州市立大学ビジネスルクールにて「チームマネジメント」の集中講義を行いました
2016年9月8日 お知らせ
主なテーマは
・チームモチベーション
・チームワーク
・リーダーシップ
特に「サーバント・リーダーシップ」
・フォロワーシップ
について、理論的な観点、ならびにそれぞれ研究で取り組んだ実証データや現場での取り組みなどについて、お話しさせて頂きました。
とりわけ、受講者の皆さんから活発なご意見を頂き、クラスで大きな議論になったのは、
「腐ったリンゴ効果」
「組織マネジメントとしての「感謝」」
「サーバント・リーダーシップ」
「リーダーをもり立て、チームを活性化するための「フォロワーシップ」
でした。
「腐ったリンゴ効果」とは、1つの腐ったリンゴが、職場全体を機能不全に陥れ、ひいては職場全体の業績を悪影響を及ぼすというもの。単に排除するのではなく、未然に防ぐためにはどうすべきか、あるいは職場全体を押し上げるためにはどのようなマネジメントが適切か、など多方面から意見が出ました。
また、予想以上に反響があったテーマは、組織マネジメントとしての「感謝」 研究でした。
これは、昨年度の組織学会でも報告したもので、福岡の某企業において現在も継続して取り組ませて頂いている研究です。
感謝を経営理念に掲げている企業は多いがなかなかそれが浸透しない、というご意見を良く耳にしますし、また受講者からも同様なご意見を頂きました。
そのような中で、「感謝」をすることでどのような心理的効果が期待できるのか、また感謝することでどれくらいの持続的な効果が期待できるかなど、現在までの感謝研究を紹介すると共に、福岡の某企業での事例や実証的なデータを紹介させて頂きました。
多くのご意見を頂いた中でも、某航空会社に勤務されている受講生の方からは、新人CAの研究で感謝を取り入れていらっしゃる事例などもご紹介頂きました。
そのほかにも印象に残る話はありますが、この辺で。
今回、主に受講して頂いた第9期の皆さんには、積極的にご意見でクラスを盛り上げて頂き、懇親会まで設定して頂きました。心から御礼申し上げます。