カテゴリー別アーカイブ: 読書会・研究会

第5回『組織心理学』読書会のお知らせ

2015年から年2回のペースで開催している『産業・組織心理学/組織行動』研究会も、今年で3年目を迎えることになりました。

この研究会(読書会)は、産業・組織心理学や社会心理学、経営学(組織行動論)、臨床心理学などの分野で研究や実務に携わっている研究者ならびに大学院生の30名ほどが参加し、「Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」に掲載されている組織心理学/組織行動論の最新知見を各自が報告し、そしてそれを踏まえながら今後の研究課題について議論しています。

当初は「Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」のVol1およびVol2を取り上げていましたが、昨今の『産業・組織心理学/組織行動』を語るうえで重要な研究テーマについてレビューされていることから、今回の2日目からはVol3とVol4を取り上げていきます。

次回の第5回は9月11日(月)および12日の2日間にかけて九州大学で開催します。

日時 2017年9月11日(月)11:00~17:00,12日(火)10:30~16:20
場所
九州大学 箱崎キャンパス
教育心理棟2階 演習室
課題図書 「Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」(Vol.1-Vol.4)
http://www.annualreviews.org/journal/orgpsych
発表者*・章 1日目9月11日(月)

11:00-12:30 有吉美恵(九州大学大学院)「Vol.2,21-46 Group Affect」

<12:30-13:30> 昼食

13:30-15:00 柳澤さおり(西南学院大学)「Vol.2,551-582 Technology and Assessment in Selection」

15:20-16:50 林 祥平(明治学院大学)「Vol.2,523-550 Stereotype Threat in Organizations」

2日目 9月12日(火)

10:30-12:00 砂口文兵(神戸大学大学院)「Vol.3, 139–166 Dyadic Relationships」

<12:00-13:00> 昼食

13:00-14:30 安達悠子(東海学院大学)「Vol.3, 377–406 Impression Management in Organizations Critical Questions, Answers, and Areas for Future Research」

14:50-16:20 秋保亮太(日本学術振興会特別研究員・九州大学)「vol.3, 213–239 To Seek or Not to Seek Is That the Only Question Recent Developments in Feedback-Seeking Literature」

*敬称略。

【参加募集】第2期「組織心理学」研究会/読書会 参加者募集

2015年から「 Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」に関する研究会/読書会を行ってきました。
Annual Reviewとは、学問領域ごとに毎年複数の展望論文が掲載された書籍です。
2014年に新しく「組織心理学・組織行動論」の分野でもAnnual Reviewが刊行され、これまでの研究会/読書会 ではVol.1とVol.2に掲載されている論文を対象に様々なテーマの最新知見と動向を学び、そして参加者で今後の研究課題などを議論してきました。

これまでの「組織心理学」研究会/読書会は下記をご参照下さい。
第1回 第2回 第3回 第4回

そして、この度、Vol.3とVol.4を対象に第2期「組織心理学」研究会/読書会を開催するにあたり、新たに参加者を募集いたします。

参加希望の方は、【7月31日(月)】までに池田までご連絡下さい。

ご参加お待ちしております。

「2016年度ワークモチベーション研究会」のご案内

働くうえで「意欲」や「やる気」は重要な問題です。これは「ワークモチベーション研究 」として古くから関心が寄せられてきたテーマですが、近年、改めて注目が集まっています。

・決まり切った仕事でなかなか「やる気」が出ない
・若い世代の「やる気」の状態が気になる
・非正規社員(契約社員や派遣社員)の「やる気」を引き出すためにはどうしたら良いか

など「ワークモチベーション」に関する問題は多岐にわたります。

そうした背景から、昨年2016年3月には産業・組織心理学会の組織行動部門研究会にて

ワークモチベーション理論は現場にどこまで役立つか】を企画し、心理学の観点からワークモチベーションの最新知見を報告すると共に、現在いくつかの組織現場で取り組んでいる調査結果を報告しました。

そして、この数年、共同研究者である武蔵大学の森永先生とともに、近年のワーク・モチベーションの最新研究と定義に基づいて適切にワークモチベーションを測定できる尺度 (池田・森永,2017 近刊)を開発し、それが様々な研究や現場で活用されています。

池田  浩・森永雄太  (2017). 我が国における多側面ワークモチベーション尺度の開発  産業・組織心理学研究 30(2)  印刷中

今回は、現在ワークモチベーションを測定して研究を進めている研究者にお集まりいただき、最新研究の成果を報告していただきます。
ワーク・モチベーション研究にご関心をお持ちの方でご参加を希望される方は詳細をお送りしますので池田までご連絡ください。

 

日時 2017年3月13日(月)14:00〜18:30
会場 武蔵大学
話題提供者 有吉美恵(九州大学大学院)「ワークモチベーションの先行要因:社会的貢献感の効果」
林祥平(明治学院大学)「多様性は創造性につながるか?ワークモチベーションの媒介効果に注目して」
池田浩(九州大学)「安全が求められる職務のもとでのワークモチベーションの源泉とその効果」

第4回『組織心理学』読書会のお知らせ

昨年度から、年に2回ほど『組織心理学』に関わる読書会(研究会)を実施しています。この読書会は、産業・組織心理学や社会心理学、経営学(組織行動論)、臨床心理学などの分野で研究や実務に携わっている研究者ならびに大学院生の30名ほどが参加しています。そして、「Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」に掲載されている組織心理学/組織行動論の最新知見を各自が報告し、そしてそれを踏まえながら今後の研究課題について議論しています。

次回の第4回は3月5日および6日の2日間にかけて九州大学で開催します。

日時 2017年3月5日(日)11:00~17:00,6日(月)10:30~16:20
場所
九州大学 箱崎キャンパス
生命科学府棟2階 セミナー室3
課題図書 「Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior」(Vol.1およびVol.2)
http://www.annualreviews.org/journal/orgpsych
発表者*・章 1日目3月5日(月)

11:00-12:30 磯部智加衣(千葉大学)「Vol.1, 489-519 Intercultural Competence」

<12:30-13:30> 昼食

13:30-15:00 池田 浩(九州大学)「Vol.2,133-156 Leadership Development: An Outcome-Oriented Review Based on Time and Levels of Analyses」

15:20-16:50 森永雄太(武蔵大学)「Vol.2,351-381 Supporting the Aging Workforce: A Review and Recommendations for Workplace Intervention Research」

2日目 3月6日(火)

10:30-12:00 貴島耕平(神戸大学大学院)「Vol.2,1-19 Organizational Psychology Then and Now: Some Observations」

<12:00-13:00> 昼食

13:00-14:30 相馬敏彦(広島大学)「Vol.2,75-99 Justice, Fairness, and Employee Reactions」

14:50-16:20 菊地梓(九州大学)「Vol.2, 583-603 Workplace Stress Management Interventions and Health Promotion」

*敬称略。

「チーム研究会」を開催します

九州大学 社会心理学研究室では、来月8月9日(火)に、Roosevelt Universityの村瀬俊郎先生をお招きして「チーム研究会」を開催します。

村瀬先生は、社会ネットワーク理論の観点からチームワークの研究に取り組まれており、産業・組織心理学の一流学術誌にも多数の論文を発表されている気鋭の若手研究者です。

研究会では、村瀬先生にチームワークに関する最新の知見を御講演頂き、その後、九州大学大学院の秋保良太先生からも「暗黙の協調」に関する一連の研究をご発表頂く予定です。ご関心のある方は、どうぞご参集ください。

【日時】 2016年8月9日(火) 13:00-17:00
【場所】 九州大学 箱崎キャンパス 文系地区 教育心理棟2F演習室
(下記のキャンパスマップ「文系地区」7番)
http://www.kyushu-u.ac.jp/f/27233/hakozaki_jp.pdf

講演者 村瀬俊郎 先生 (Roosevelt University Assistant Professor)
演題 In sync or out of sync? チーム内のシンクロメカニズムと影響の検証
概要 個々の生物や物体が集合体として活動するとき、シンクロ現象が発生することは、様々な分野において記録されている。三十年以上前にチーム研究においても、McGrathはメンバーの行動にシンクロが生まれることに着目し、social entrainment理論を提唱した。しかし、social entrainmentを検証した多くの研究は、心理尺度を用いシンクロを測定したため、実際にシンクロが生じているかは客観的にはわからず、被験者の知覚に判断をゆだねてきた。また、シンクロが発生した場合、それがなぜパフォーマンスに影響するか、理論的メカニズムも十分な説明がせれてこなかった。本研究では、cognitive resource theory (Kanfer & Ackerman, 1989)を用い、シンクロがチームになぜ影響するかを理論的に説明する。そして、 メンバーの行動のシンクロ率を客観的に測定し、シンクロがチームのパフォーマンスに影響するかを検証する。

 

発表者 秋保亮太 先生(九州大学大学院・日本学術振興会特別研究員)
演題 阿吽の呼吸で行われるチーム活動―暗黙の協調の実証的検討―
概要 個熟練したチームに観察される効率的なチームワークの1つとして,暗黙の協調 (implicit coordination)が挙げられます。暗黙の協調とは,メンバーがコミュニケーションなしに互いの行動を推測し合って円滑な連携を取ることを意味します (Rico et al., 2008)。これまでのチームワーク研究では,理論上での議論や示唆の提言ばかりが先行しており,実証的検討がほとんど行われてきませんでした。そこで本研究では,暗黙の協調の理論的示唆の実証と (研究1),実現に至る具体的過程の検証を行いました (研究2,3)。本発表では,その一連の研究結果を報告し,暗黙の協調の実現について議論させて頂きたいと思います。皆さまよりご意見を頂けますと幸いです。

 

【懇親会】 研究会の後、天神界隈で懇親会(18:00~)を予定しています。ご参加いただける方は、事前に池田までお知らせ下さい。

【問い合わせ】池田浩(九州大学)まで ikeda[at]hes.kyushu-u.ac.jp