月別アーカイブ: 2018年3月

実験社会心理学研究に第2著者の論文の掲載が決定しました

日本グループ・ダイナミックス学会が発行する「実験社会心理学研究」に下記の論文の掲載が決定しました。
 
有吉美恵・池田 浩・縄田健悟・山口裕幸(印刷中) 定型業務がワークモチベーションを抑制させる心理プロセス:職務意義の媒介効果 実験社会心理学研究
 
ワークモチベーションに関するほとんど全ての研究は、ワークモチベーションをどのように高めるかに焦点を当てたものです。
しかし、上記の研究はその逆の視点として、特に事務的な業務や反復的な業務を総称した「定型業務」のもとでなぜワークモチベーションが抑制されるのか、その心理的メカニズムを実証的に明らかにしています。
 
その心理的メカニズムとして「職務意義」に着目し、顧客への貢献や自己成長などの職務意義が満たされないために、ワークモチベーションが抑制されること明らかにしています。

日本リーダーシップ学会論文集にサーバント・リーダーシップに関する論文が掲載されました

2018年1月に発行された「日本リーダーシップ学会論文集」に下記の論文が掲載されました。

池田 浩・黒川光流(2018). サーバント・リーダーシップの波及効果と職場活性化 日本リーダーシップ学会論文集, 1, 24-30.

上記の論文は、サーバント・リーダーシップがどのようなプロセスでチームメンバー同士の良好な関係性を形成するかを、学生集団と看護師の職場の2つのサンプルを対象に検証したものです。

よくリーダーシップが直接的にチーム内の関係を育むと考えられがちですが、上記の2つのサンプルからはことなる結果が得られました。
1.サーバント・リーダーシップは、チーム内のメンバー同士の関係性(TMX:Team-Member eXxchange)を形成するポジティブな効果を持つ。
2.ただし、この効果は、2つの間にリーダーとメンバーとの関係性(LMX:Leader-member eXchange)を入れると消失する。
3.すなわち、サーバント・リーダーシップは直接チーム内のメンバー同士の関係性を育むのではなく、サーバント・リーダーシップによってリーダーと個々のメンバーとの関係性が育まれて、その結果としてメンバー同士の関係性の形成に発展する。
本研究では、これらの効果を総称して、「サーバント・リーダーシップの波及効果」と名付けました。