科学研究費補助金 基盤研究(C)に採択されました

 今年度から『組織におけるフォロワーシップの概念確立とその育成支援に向けた生起要因の解明 』のテーマで、科学研究費補助金 基盤研究(C)に採択されました。
 昨年度までは「サーバント・リーダーシップ」のテーマで科研費の補助を受けて、研究を進めてきました。そこで得られた研究成果をさらに発展させ、フォロワーの視点から「フォローワーシップ」に関する研究に取り組んでい行きます。
 一般的には、リーダーシップに関心と多くの期待が寄せられていますが、ある研究者によればリーダーシップが組織業績に及ぼす効果は20~30%にしか過ぎず、残りの多くはフォロワーの貢献によると指摘されています。この指摘が妥当性を持っているかどうかは別として、リーダーシップが、リーダーとフォロワーとの相互作用によって生まれる現象であることを考えると、フォロワーがリーダーに対してどのように関わるかは、組織の成果を左右する重要な問題です。また、健全で倫理的なリーダーをつくるのもフォロワーの役目かも知れません。
 最近では、リーダーシップ研究では、「倫理的リーダーシップ」など「倫理性」が強く意識されています。また、イギリスでは毎年、リーダーの『傲慢さ』(hubris)を議論する国際会議が開催され、学際的な視点からこの問題が議論されています。
 こうした視点から、「フォローワーシップ」に関する理論的かつ実証的な研究を進めていきます。
なお、今年度の「社会心理学会」では、『 勇敢で献身的なフォロワーシップの生起要因に関する研究
』と題して、基礎的な研究成果を報告する予定です。