「産業ストレス研究」に論文の掲載が決まりました

「産業ストレス研究」の第23巻3号に、下記の論文の掲載が決定しました。

池田  浩 (2016). 従業員のポジティブメンタルヘルスを引き出すサーバント・リーダーシップ可能性 産業ストレス研究, 23(3)  印刷中

この研究の大きな目的は、サーバント・リーダーシップが従業員のポジティブメンタルヘルスにいかに影響するか、理論的かつ実証的に明らかにすることでした。

その前提として、そもそもリーダーシップは従業員のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

現実には上司の存在や言動が従業員のメンタルヘルスに大きな影響を与えることは経験的に理解されているものの、リーダーシップの研究をみると従業員のメンタルヘルスについてほとんど看過されていました。

その大きな理由は、リーダーシップ研究の関心が、組織のパフォーマンスの向上にあるからと言えます。

とはいえ、リーダーシップの希少な研究を丁寧に整理すると、上司の部下に対する侮辱的な行為を意味する侮辱的管理(abusive supervision)や、上司が従業員に関与しない自由放任型リーダーシップは、直接的あるいは間接的に従業員のメンタルヘルスを蝕んでいことが明らかになっています。

一方で、サーバント・リーダーシップは、従業員のストレスを抑制する機能を持つだけでなく、ワーク・エンゲイジメント(仕事への熱意)などのポジティブメンタルヘルスを促進する機能も同時に併せ持つハイブリッド(2つの機能性)な効果を持つことが言えそうです。

ご興味ある方はご笑覧下さい。